「心・祈り・ふるさと日本」絹谷幸二展
このたびの展覧会では、「心・祈り」「ふるさと日本」「再生・心の復興」というテーマにて40余点を出展いたします。堂々とした威容の中に優雅さと慈愛に満ちた蔵王権現像、壮麗に描かれた日本の象徴富士をはじめとした名所・風物、ユーモラスな表情で躍動感あふれる七福神など、ぜひご高覧くださいますようご案内申し上げます。
この度の東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地の皆様の復興と安全を祈り「心・祈り・ふるさと日本」というテーマで絵を描かせていただきました。我が国は古代から美しい自然にめぐまれ、その自然と共に人皆和して生活してまいりました。富士に桜に象徴されます様に、世界中どこをさがしてもこの様な美しい自然が今日まで永々と残されていて、しかもその自然と同様に美しい心をはぐくんでいる国民は無いと思えるほどだといえます。しかしこの美しい自然も時には菩薩が権現に変身する様に突然その姿を変え、我々の慢心した心をいさめる時があります。我々人間は自信の知恵を侮り、すべての生物の頂点に立っていると思い無謀にふるまっている時があります。
我々人間が作り出すエネルギーも私が描く絵も、一片の花びらの美しさや、草木のたたずまい、鳥や魚の自然の美しさ、そして天をもゆるがすエネルギーには到底かなうものではありません。
到底かなうものでは無いために私は今日も「かなえ」とばかり絵を描き続けています。そして科学者も同様に日夜その技量をみがき続けています。
しかし本当にそれで良いのでしょうか。「ふるさと日本」が教える自然という初心に再びきびすをかえし、再度心新たに出発しなおす必要にせまられているのではないでしょうか。「勇気」という言葉があるのなら私は今、自身に言い聞かせなければならないと思っています。70歳近くになっても神仏の変身する姿を持って又、子供のような初心を持ってそして祈る心を持って道の領域に半歩も一歩も踏み出さなければならないと密かに心に決めています。
鎮魂の気持ちとさらなる出発にかけて、今回の展覧会を開催させていただきました。
絵の道は遠くまだ途上の作品ではありますがご高覧いただければ幸いです。
2011年5月
絹谷 幸二
6月1日(水)午後2時~
6月5日(日)午後2時~
日本橋三越公式ホームページ
http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10
<巡回予定>
大坂展会期:平成23年8月31日(木)~9月5日(月)
会場:JR大阪伊勢丹三越10階催物場
松山展会期:平成23年11月22日(火)~28日(月)
会場:松山三越6階特設会場
福岡展会期:平成24年1月11日(水)~16日(月)予定
会場:福岡三越9階ギャラリー












